大阪万博いよいよ閉幕間近!行ってよかったパビリオンは?

関西万博2025
oplus_0

大阪で開催中の万博に行ってきました。
通期パスを使って、いくつもパビリオンを回った中で、特に「行ってよかった」と強く感じたのが、「いのちの未来」「夜の地球館」「イタリア館」「動的平衡館」の4つです。ここでは、そのときの体験を少し書いてみたいと思います。

大阪万博いよいよ閉幕間近!行ってよかったパビリオンは?

いのちの未来

関西万博いのちの未来

関西万博 いのちの未来

AIの技術を使って、生きていた人が亡くなった後も、まるで存在し続けているかのように感じられる展示がありました。
「人はいなくなっても、その声や記憶が未来に残り続けるのかもしれない」

自分はしたいか?

自分が大切に思う人にそうして残り続けてほしいか?

――そんなことを考えさせられる、衝撃的な体験でした。

そういえば、2023年の世にも奇妙な物語の中の一つ「走馬灯のセトリは考えておいて」も、故人のアンドロイドを作成するっていう話で、このパビリオンを見ていてその話を思い出しました。

夜の地球館

関西万博「夜の地球館」

関西万博「夜の地球館」

ここでは、輪島塗で作られた巨大な地球儀が展示されていました。入館してすぐ、30分近い制作ドキュメント映像を見てから実物を目にする流れ。映像で職人の手仕事を知ったあとに、目の前に地球儀が現れると、言葉を失うほどの迫力でした。
ただ、立ち見で映像を見続けるのはちょっと体力的にきつかったのも正直なところ。また、地球儀を囲う透明ケースに指紋がついていて、その美しさが少し損なわれていたのは残念でした。

イタリア館

 

関西万博イタリア館

関西万博 イタリア館 「ファルネーゼのアトラス」

関西万博イタリア館

関西万博 イタリア館 カラヴァッジョの名作「キリストの埋葬」

関西万博イタリア館

関西万博 イタリア館 ミケランジェロ「キリストの復活」

イタリア館は、まるで美術館のようでした。貴重な作品を日本で見られるなんて、本当に特別な経験。
中でも“目玉”展示とされていた**「ファルネーゼのアトラス」や「キリストの埋葬」**を目にしたときは、「万博に来てよかった」と心から思いました。

動的平衡館

関西万博動的平衡館

関西万博 動的平衡館

前半はイルミネーションの演出が続き、正直「よくわからないな」と感じました。けれどそのあとで「動的平衡」についての解説があり、それに深く心を打たれました。
「動的平衡」とは、生物が常に分解と合成を繰り返しながら、変化の中でバランスを保ち続けること。

(間違ってたらごめんね!)
生き物は生まれた瞬間から坂を転がり落ちるように崩壊していっているけれど、実際にはその中で分解と再構成が同時に行われている。「転がり落ちる」のと「登ろうとする」のが同時に起きて、坂道にあって、その場にとどまっているような絶妙なバランスを保っている。(一見止まっているようだけれど、分解と再構成が常に起きている)

止まることなく変化し続けるからこそ、生きていられる――そんな説明でした。展示を見たあとだと、その言葉がとても腑に落ちました。

おわりに

どのパビリオンも、それぞれに強い印象を残してくれました。
もうすぐ万博も終わってしまいますが、あの空間でしか味わえない体験をできたことは、きっとずっと心に残り続けると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました